学童野球の自宅室内自主練習の方法や室内練習で使える用具解説

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野球の練習道具

【打撃練習】サンドボールで打撃練習が良くない理由

更新日:

ボールの中に砂が詰められたサンドボールという野球のトレーニング用の道具があります。

子供のバッティングの強化練習用に購入しましたが、実は投球練習用の道具というのが実際の使い方のようです。

サンドボールとは

サンドボールとは

サンドボールは野球ボールほどの大きさのボールですが、通常のボールよりも重たいという特徴があります。

例えば、通常のボールが軟式M号球で138g、J号球で129g程度の重ですが、サンドボールの場合、重さは様々で、軽いものだと200g程度、重たいものだと2kg程度などバリエーションがあります。



サンドボールの購入目的

息子のバッティングがあまりに非力で、ボールに当たった瞬間にバットが押し戻されるような状態が続いていたので、ミートした時に力を入れてボールに押し負けないようにする感覚を身に付けてもらいたくて、その改善が出来る道具を探して見つけたのがサンドボールでした。

サンドボールは通常のボールよりも重たくて、思い切り打たないと前に飛ばないので、きっとミートした瞬間の力に入れ方が身に付くだろうと思ったのです。

サンドボールを使用した野球の練習方法

サンドボールを使用した野球の練習方法

バッティング練習には不向きだと思う

サンドボールの商品レビューや動画などを見ると、そのほとんどが、私と同じようにバッティングで力強く打つ感覚を身につけことを目的にしたものが多いです。

重たいサンドボールを思い切り飛ばすことを意識してスイングすれば、力強いスイングが身につきそうです。

しかし、私は数回子供に打たせてみてサンドボールを使用した練習はやめてしまいました。サンドボールを打つ練習はバッティングには不向きだと思えたからです。

確かに、サンドボールを打てば、ミートポイントで力を入れるという感覚は得られるかもしれませんが、この練習を常時やったとしてもあまり効果が得られないのではと思います。

サンドボールを打ったとしてもパワーが付くとは思えないですし、逆に手首を痛めるなどのマイナスな効果しか無いように思います。

そもそもサンドボールを打っても楽しくない

サンドボールを打っても楽しくありません。

「重たいボールを打っても、飛ばないので楽しくない」というアドバイスを宮川理論の創始者である宮川さんからいただきました。

私は「確かにその通りだ」と思いました。
バッティングの楽しさは、ボールをどこまでも遠くに飛ばすことなので、いくらそのための練習とは言え、飛ばないサンドボールを打っても楽しいはずがありません。

効果が見込めない、そして練習として楽しくもないということで、私はサンドボールをバッティング練習で使用することはなくなりました。

サンドボールはピッチングのための道具

サンドボールはピッチングのための道具

サンドボールを打つことに対して疑問を抱いた私は、ふと「アメリカの方ではサンドボールを打っているのだろか?」と疑問に思ったので調べてみました。

Baseball weighted ball drill」 などで検索すると、アメリカなどではスローイングのための練習として活用されていることが判ります。

逆に言えば、アメリカの動画を見るとサンドボールをバッティング練習に使用している動画は出て来きません(笑)

そこから想像するに、日本の指導者の誰かがバッティング練習でサンドボールを使用するようになり、それが正しい使い方だというような感じで広がったのかもしれません。

重たいボールを打って飛ばせるようになればホームランバッターになれるというような単純な発想ですね。

しかしながら、野球の本場アメリカでは、サンドボールはバッティング練習では使用されずに、スローイングのための練習に使用されているようです。

サンドボールを使用したピッチングの練習方法

重さの異なる数種類のサンドボールを使って、スローイングすることで、ピッチングに必要な筋力トレーニングを行ったり、重たいボールを投げるための身体の使い方(体幹で投げるなど)を覚えることができるようです。

もちろん、重たいボールを普通のボールのように長い距離を投げるのではなく、短い距離で壁に向かって投げるなど、トレーニング方法があるので、そのあたりは動画などを見て勉強する必要があるかと思います。

下記の動画などではサンドボールを使用したトレーニング方法が解説されていたりするので、参考になると思います。

基本は、壁から1〜2メートル程度に位置に立ち、投球する側の腕、右利きなら右足を前に出して体幹を使って投球する方法と、壁を背にして片足膝立ちでボールを背面に勢いよく投げるというドリルになるようです。

重さの異なるボールを各10球程度壁に向かって投げ込むのが良いようですが、学童の場合は負荷を軽くして(通常のボールを使用するなど)少ない球数でも良いのでしょうね。

室内では使えない

当初は、飛ばないということを想定して部屋の中で打つことを考えて購入しましたが、打つにしても投げるにしても部屋の中で試用できるような練習道具ではないと思います。

床に落ちればドスン!ドスン!と響きますから、基本的には屋外で使用する道具でしょう。

ストレッチ用で使える


ただ、サンドボールを持ってストレッチをする方法などもあるようなので、それであれば室内でも使えると思います。

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