私が子供の頃なんかな毎日野球の練習がありましたし、校庭や公園、空き地などで野球が出来たので、野球は屋外でするものでした。
しかし、長男が所属しているチームは週末のみの練習(どうやらそれが当たり前の地域が多いらしい)なので、平日にどのように練習をするかが上達の鍵にもなっています。
理想的には、やはり公園などの屋外で練習をするのが良いのですが、都内の公園はボールやバットが禁止になっている場所も多かったりして野球の練習ができる環境が非常に少ないです。
それに加えて、私が仕事から帰宅するのは夜になってしまうため、基本的には平日に子供と一緒に公園で練習することができません。
必然的に、平日の自主練習は室内での練習になってしまいます。
なので、室内での練習の質を上げるために、練習方法や道具については常に頭を悩ますわけですが、そんな中で絶対的定番の室内用の練習道具と言えばスピードシャトルかと思います。
室内のバッティング練習に最適なシャトル
スピードシャトルは、バトミントンで使用されているシャトルを野球の練習用に改良したもので、バトミントン用と比べると、羽の部分の空気抵抗が弱く、ある程度の飛距離や直進性が得られるようにした野球の練習用のシャトルです。
直進性が高く投球を打つ感覚でバッティングができる
スピードシャルを手で投げても6-7メートルくらいは真っ直ぐに投げられるので、ティーバッティングだけではなく、普通の投球を打つのと同じ用に正面から投球したシャトルを打つこともできて、より実践的なバッティング練習ができる道具です。
音が静かで騒音対策ができる
スピードシャルを思い切り打ったとしても音が静かなので、集合住宅などでも余裕で練習ができると思います。
いくら室内で思い切り打ったとしても、衝撃はカーテンなどで十分に吸収でき、夜遅い時間の練習でも、それほど騒音に気を使う必要はありません。
比較的安全に使用できる
スピードシャトルは軽いので、もし打球が当たったとしても衝撃が少なく、大きな事故につながることは少ないと思います。
シャトルの先端はEVA樹脂になっていて、壁などに当たっても「ポコッ」という感じで静かですし、何かを破壊してしまうほどの威力ありません。身体に当たったとしても多少の痛さはありますが、怪我をしてしまうほどではないでしょう。
室内でのバッティング練習でも他の道具に比べても安全に使用できます。
パワーが付いたら正面からの投球は危険かも
しかし、いくら安全とは言え、パワーが付いてくると、スピードシャトルでもかなり鋭い打球が飛んでいくるので、身体に当たれば「ペシッ!」って感じでそれなりに痛さがあったり、顔に当たったりしたら事故にもなりかねません。
なので、ある程度、打つ力がついた後は、直撃を避けるために、斜め前からのトスをしてロングティーをするような練習か、ティーバッティングに落ち着くようになるかと思います。
置きティーでも使用できる
バッティングの基本練習として取り入れることの多い置きティーですが、ティースタンドにもシャトルは使えます。
置き方は、ティースタンドのゴムパーツ部分に、シャトルを上向きに置くようにすると、ゴムパーツにシャトルのボトム部分がちょうど良い具合にフィットするのです。
これで、室内でもティーバッティングを導入できるようになります。
自宅をバッティングセンターにするシャトルマシーン
シャトルを使用してさらに本格的なバッティング練習をしたいのであれば、シャトルマシーンを導入してみるのも良いと思います。
シャトルマシーンは、シャトルを使用したピッチングマシンのようなもので、シャトルを勢いよく発射してくれるバッティング練習用の道具です。
使用できるシャトルはメーカー指定のものになりますが、より高度な練習をしたいと考えれば、必須かもしれません。
例えば、我が家ではシャトル打ちをする際には私が子供に投げる役で、私が居ないと練習ができないような状況がありましたが、シャトルマシーンがあれば、ピッチャーが居なくても練習をすることができます。
屋外での使用は不向き
思い切り打ちたい場合には屋外で、と考えたくなりますが、基本的には屋外での使用は不向きです。
風の影響をもろに受けてしまうので、無風の時でもない限りは屋外では、使えないと思って間違いありません。
屋外で練習したい場合は、穴あきボールの方が良いと思います。
シャトルを使用した野球のための応用練習
カラーシャトルを使用した打ち分け
色が異なるシャトルを使用した応用練習ができます。
例えば黄色いシャトルは引っ張る。白いシャトルはセンター返し。などと言う具合に条件をつけることで、視覚で判断して即座に身体を反応させるようなトレーニングをすることができます。
投げ入れゲーム
シャトルを使用した野球のための応用練習としては、離れた場所に置かれた箱にめがけてシャトルを投げ入れる練習があります。
「距離感覚」「力加減」「ボールの軌道の予測」など、野球にも必要な感覚が鍛えられるトレーニングになります。
遊び感覚で出来ますし、ボールなどと違って箱に入らなくても、音が階下に響くこともありません。
バッティング練習用シャトルまとめ
バッティング練習用のシャトルは、騒音対策も出来て、実践的な練習もできる、そして価格も安く、数も多いので、室内でしか練習が出来ない人にとっては、必要不可欠と言えるような練習道具になります。
実際問題で、我が家の自主練習もシャトルがあるおかげで、そこそこの質を保った練習ができていると思います。
シャトルが無ければ、室内でのバッティング練習は素振りくらいしかなくなってしまうわけですから、まさに救世主的な道具です。
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