バッティングの基本練習と言えば、なんと言っても素振りかと思います。僕自身も現役時代は毎日数百回も素振りをして手に豆を作っていたものでした。
息子が野球を始めた当初、チームのバッティング練習でもまともにバットが振れないので「素振りさせるしかないかな」などと思っていましたが、いろいろとコーチングの本などを読んでいるうちに「素振りはやらせる必要がない」と思うようになり、子供には素振りをやらせていません。
やらせていないというよりも、やって欲しくない練習の一つにもなっています。
子供に素振りをやらせない理由
素振りは悪影響の可能性も
素振りの目的はフォームを固めることや力強いスイングができるようになることだと思いますが、基礎ができていないういちにする素振りは悪いフォームであることが多いので、素振りをすることでますます悪いフォームになっていく可能性があります。
最初はフォームが悪くても素振りを繰り返していけばきれいなフォームになっていくというのは幻想で、悪いフォームで素振りを繰り返せば、現状よりも悪くなってしまう可能性が大いにあります。
努力は正しくしないと効果が出るわけはないのです。
これが僕が子供に素振りをさせない理由です。
足りない振り込みは置きティやトスバッティングで補う
素振りをしないと言ってもバットの振り込みをしないとバッティングが上手くなりません。他のチームメイトが毎日100回素振りをしていると聞いて焦ったりもします。
しかし素振りをすることだけがバットを振るということではないので、他の方法でバットを振れば良いのだと思います。
例えば100回のスイングであれば、置きティーやフロントトスをそれぞれ50回ずつやれば達成できる数になります。
そして素振りをするよりもずっと実践的なスイングができるようになります。
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フォームのチェックは必須
肝心なのはフォームをチェックする人がいること。そしてフォームをチェックする人がそれなりに知識があってコーチングが出来ることというのが条件になると思います。
スイングをチェックする人がいれば、間違ったフォームを指摘して修正することができるので、悪い方向での努力を重ねるリスクは少なくなります。
もちろん、置きティーやトスバッティングでも同じことが言えます。適当に打つのではなく、フォームをチェックしながら練習をおこなうことが大切だと思います。